『ONE to SEVEN』④2拍子:On Your Side
- 鈴木デコ
- 2024年5月5日
- 読了時間: 3分
当て書き、それは恋文である
2拍子から6拍子の楽曲はコラボ楽曲。
前述の通り、ワンコーラスデモを作成して
各編曲者様にお渡ししているわけだが、
前もってジャンルとお相手は決めていた。
全員から企画内容の合意をいただいた上で
こちらの制作が走り始めている。
つまるところ、全てのデモが当て書きなのだ。
企画趣旨上ピアノと歌だけのデモになるが、
「この方ならきっと受け止めてくれる」
「表現しきれない意を汲んでくれる」
「はちゃめちゃ良い返ししか来ないな?」
そういう尊敬と憧れを持って書いている。
これを恋文と言わずして何と言おうか(デモ)。
楽曲モチーフ
企画書に記載していた内容は以下のとおり。
2/4拍子
青(サファイア、ラピスラズリ)
イメージ:誠実、慈愛、成功、健康
ジャンル:Ambient
そんなわけで、
Ambientと言えばこの方しかいない。
Ristさん、ご指名です。
彼の素晴らしさは言わずもがなだと思うが、
今回のM3でも美しい楽曲を爆誕させているので
この場を借りてご紹介したい。
尚、ジャケットと歌で参加させて頂いた。
改めて感謝。
◆Rist『Palette』◆
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デモ作成時のメモ
各編曲者様にはデモと併せて
簡単な楽曲解説メモをお渡ししていた。
折角なのでそれも出してしまおうと思う。
太っ腹。
「慈愛」「誠実」を「青」い景色に投影したら、
空の下、静かに時間を共にする二人になりました。
風のそよめきを感じるほどに無言であっても
それが苦にならない関係性って
打算や勘ぐりのない、誠実なつながりだなと感じます。
一方で、相手の悲しみを癒したい、
慈しみたいという感情は、
優しさの裏に一片のエゴを孕んでいる。
相手を思うが故の慈愛が
いつか不誠実を招くんじゃないか。
そんな不安を感じながら、
それでも一緒にいたいと思うのです。
Ristさんの真骨頂を見た
こんなひねくれたラブソングをどう料理すべきか、
最初はかなり頭を抱えていたRistさん(ごめんやで)。
試行錯誤の結果、
色々と割り切りましたと言って出てきたのが
完成版の楽曲。
天才なの??(くそでかボイス)
オケが良すぎて
「これ、ワイ要らなくない??」
ってなりました、最高。
個人的にコード進行に変化持たせてしまいがちだが、
静かな流れの中で感情に訴えかけてくる音作り、
ひたすら脱帽。
追加いただいたCメロも
「こんなん、エモい歌詞しかあてられんやろ」
っていう安定の美しさ。
Cメロ→ラスサビの流れがコーラスのはまりも良くて
気に入っている。
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