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『ONE to SEVEN』⑧6拍子:Role-Playing Life

  • 鈴木デコ
  • 2024年5月17日
  • 読了時間: 3分

人生は難しい

もう40年近く人の生を歩んでいる訳だが、

未だに惑ってばかりである。

不惑になれる気がしない。

「自分は自分、それ以上でもそれ以下でもない」

そう思えるようになったのもつい最近で、

それでも社会的に与えられる役割に対して

違和感を覚えながら演じ続けている。

ほんと、人生ってやつは答えがなくて難しい。


とは言え、

「親」という役割は少なからず

自分のアイデンティティの一部となっている。

折角なのでそういうベタな曲も書いておきたかった。

もちろん、同じ役割をこなしている面々と一緒に。


そういう訳でおなじみhirunesqueチームを招集。

あいうえおか氏アレンジ、

ユリカリパブリック氏コーラスという

めちゃくちゃ豪華な布陣にしてしまった。

hirunesqueの良さは聴いて納得いただけると思う。

まだ出会ってない方はこれを機にぜひ。


◆hirunesque BOOTH◆


楽曲モチーフ

企画書に記載していたのは以下の通り。


6/8拍子

黄(シトリン、アラゴナイト)

イメージ:友情、希望、絆

ジャンル:Pops


親としての諸々を面白可愛く書きたくて

歌詞はさくさく進んだのだが、

まーーーーメロディがおりてこない。

かわいい、っていうのが無理だったよね。

知ってた。

結局しっくりくるフレーズに落ち着いた頃には

Kawaiiはどこかに消えました。

デモと一緒にお渡ししたメモにもその旨が…。

 

「友情」「絆」というワードが並ぶと、

どうしても家族モノになってしまう子持ちの性。

元々はおもちゃ箱をひっくり返したような

ちゃかぽこカワイイ曲にしたかったはずなのですが、

気付いたらファンク気味なPOPsに。

仕方ないのです、子育ては毎日が戦い。

そこにお花畑な要素など20%もないのです(当社比)。

でもその20%の幸せを噛み締めながら

家族という名の戦友と共に歩んでいくのです。

今は大変でも、きっと後で振り返れば……

いや、大変なもんは大変だな。

 

やっぱりhirunesqueはいいぞ

あいうちゃんの作るアレンジが大好きだ。

特に「POPsなんだけど、個性が活きている」点や、

躍動感あるベースラインが良い。

おゆりちゃんのコーラスが大好きだ。

声そのものが良いし、表現力がずば抜けて良い。

この声を前にして自分はボーカルを自称できない。


こんな二人が関わってくれたら

最高の曲になるしかないのである。

さらに、ギターでHaTo氏にもご参加いただき

ちょっとクリスマスみを感じる

かっこカワイイアレンジとなった。

エンディングにももってこいな雰囲気。

あれ、これもう7拍子要らなくない??


…あやうく企画の趣旨が変わって6拍子で終わるところだった。

あぶない。


こんな素敵な面々と一緒に音楽やってるの、

バグか何かだな…。

毎回恐れ多い気持ちでがんばっている。

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