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『変彩のソテイラ』ライナーノーツ④

  • 鈴木デコ
  • 1月21日
  • 読了時間: 3分

めちゃくちゃ間があいてしまったが、

ライナーノーツ7~8曲目。

前回の記事はこちら!


7曲目:想い巡る森

ソテイラの置かれた危機的状況に奮起したニクスが

「僕が!何とかするしか!!」

と、フンフンしながら森を駆け抜けている楽曲。

今回のアルバムで一番元気な一曲かもしれない。


企画時にはニクスsideの昼の森、

ソテイラsideの夜の森として別の曲にする予定だった。

二面性を描くには必要な昼夜アレンジ構成だが、

既に街の様子を描くのに同手法は使っている。

アルバムの流れが冗長にならないよう、

土壇場で昼⇒夜⇒昼の1曲構成に変更させてもらった。

結果としてとても表情豊かな作品となり、

これも気に入っている曲のひとつである。

登場人物もニクス、ソテイラ、森の生き物たちと様々。

それに合わせて色々な発声を織り交ぜており、

歌っていても楽しかった楽曲である。


ここに来て、もの凄くどうでも良いことなのだが、

「地図もない 孤独な冒険へ」と造語で歌っているところが

実は今回のアルバムで一番大変だったと言っても過言ではない。

ざっくり「エル ヴェ カル ニート」と発音しているのだが、

これがどうしても「えーびーかーにー」に聴こえてしまい、

「海老蟹に聴こえる~~~涙」と半泣きで何度も録り直した。

完成品が甲殻類になっていないことを切に願っている。


hidekazu氏のライナーノーツはこちら!

月光石の泉を探し求め、森の奥を日夜駆け回ってゆくイメージの曲です。 森の中を風が抜けてさわさわしている感じと、どこか冒険のようにわくわくした感じをStringsの刻みとChorusで表現。
中盤ゆったりとした部分は夜になり、森が鎮まったイメージです。 前半の昼のメロディを踏襲しつつも、どこかさみしげな雰囲気に。 後半は朝になり、前半の疾走感に戻ったようで、弦の刻みを減らし、テンポも落として少しゆったりした雰囲気にしてから結びました。

この楽曲のアウトロ、最高にかっこいいですよね。

美しい疾走感を残しつつ、

何かを前に速度を落としていった雰囲気がよく出ているのさすがすぎる。


8曲目:水鏡のアリエッタ

本来は出会うことのままならぬニクスとソテイラが、

月光石の泉の不思議な力で水面越しの邂逅を果たすこの楽曲。

ちなみに企画書には(1人デュエット)と記載している。

もはや概念である。


とにかく泉の音以外聴こえない静かな場所で、

ふたりの想いだけがただ響いている。

そんなイメージを伝えることの難しさよ…。

くみ取ってくれたhidekazu氏に感謝。

想いの重なるところ、行き違うところ、

それをメロディや歌詞で表現している。

これをメロディラインも、造語発声も、訳詞も、

どれも破綻なく成り立たせるのは結構大変で、

わりと骨が折れる作業である。

今回そのあたりがとても上手くできて嬉しい。


歌い分けも良い感じに女声男声になったかなと思っている。

特にニクスくんの声は2曲目よりも意図的に低音を鳴らしていて、

ソテイラちゃんとの二声だけでも

聴き応えがある響きになっていると思うがいかがだろうか…。

尚、この楽曲のニクスくんもえっちだとよく言われる。

褒め言葉をありがとう。


hidekazu氏のライナーノーツはこちら!

ついにニクスとソテイラが邂逅を果たすときの曲です。 冒頭ではまだ出会ってなく、お互いの呼び声が呼応するように響き渡るイメージ。 実際にソテイラの声を右から左へ、ニクスの声を左から右へ動かし、遠くの方で聴こえる感じに空間調整。
曲全体を通してごくシンプルにPadとピアノとラストに弦を添える程度の構成で、歌を聴かせるようにしました。 歌の構成も、ただのハモリだけでなく、お互い少し別の動きをつけて会話するようなイメージに。 デコネキ一人二役の歌い分けは必聴です。

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